医療法人社団真仁会看護部

看護のお仕事ステーション 2019年10月号-南部郷厚生病院

プリセプティ・プリセプター看護師インタビュー

新人看護師が入職して半年が経過しました。南部郷厚生病院のプリセプター・プリセプティ看護師にインタビューしました!

1階病棟(療養病棟)

1階病棟看護師

プリセプティ Sさん

配属先が決まってから3ヶ月がたちましたが、まだまだ分からないことが多く、知識の不足や技術の未熟さを日々痛感しています。先輩看護師やプリセプターの方々からご指導を頂きながら日々学んでいます。また療養病棟では長期入院されている患者さまがいらっしゃるため、日々の関わりから患者さまからも学ぶことが多く、たくさんの方々に支えられながら働いていることを実感しています。今後も学びを深め、患者さまに寄り添った看護を行っていけるよう意識して頑張って行きたいと思います。

プリセプター Hさん

プリセプターをして3ヶ月が経ちました。新人の初々しい姿や緊張している姿を見ると自分の新人の頃を思い出します。私も新人の頃は先輩に支えられながら、日々学習し患者さまに寄り添うことの大切さを教えてもらってきました。新人指導をするにあたり私自身も改めて看護技術や知識を振り返る場となり、新人と一緒に日々学習しています。少しずつ患者さまの受け持ち人数も増えてきて、そして今まで出来なかった事が出来るようになったプリセプティの姿を見ると嬉しく感じます。これからますます看護師として成長していくプリセプティの姿を見ていくのが楽しみです。一緒に頑張ろう!!

2階病棟(障害者病棟)

2階病棟看護師

プリセプティ Yさん

南部郷厚生病院2階病棟に配属されて5ヶ月が経ちました。日々の業務に慣れてきた一方、教えていただく場面も多くあり先輩方の温かいご指導や患者さまのお言葉など様々な方に支えられていることを実感する毎日です。
知識、技術ともに未熟ではありますが日々の業務や患者さまとの関わりの中で自分自身を成長させていきたいです。

プリセプター Sさん

春に異動になったばかりですが、まさかプリセプターになるとは思ってもいませんでした。久しぶりのプリセプター、教えることの難しさを改めて感じています。プリセプティと共に日々の学びを大事に成長していきたいと思います。不安と緊張でいっぱいだった新人の頃を思い出し、精神的なサポートも心掛けていきたいと思います。

緩和ケア病棟

緩和ケア病棟看護師

プリセプティ Iさん

私は、以前勤務していた病院で緩和ケアに興味を持ちました。しかし、自身の知識不足を感じる場面が多くあったため、終末期の患者さま、ご家族が抱える様々な苦痛への理解を深め実践していきたいと考え、「郷和」に入職しました。
勤務し始め半年が経ちました。先輩方からは、痛みの性質や患者さまの症状体験をよく確認するよう助言を頂き、少しずつではありますが、症状コントロールについてアセスメントし、カンファレンスで問題提示・検討できるようになってきました。今後も予後予測や画像所見等からも、現状、方針の十分な理解に努め、患者の苦痛緩和に対し根拠を持ったケアを提供できる看護師でありたいです。
また、死が近づいてくると、自分が自分でなくなっていく恐怖や不安を抱え、精神的な辛さを表出される患者さまもいます。以前の私でしたら、なんと声をかけていいのか悩んでいましたが、今は、患者さまが最後の一息まで自分らしく生を全うできるように、スタッフと患者さまの大切にされている思いを十分に理解しながら寄り添うことができるようになってきました。
患者さまには認知症の方や高齢の方が多く、自分の言葉で苦痛を表現する事が難しい場合もありますが、日々の表情や仕草をよく確認し、安楽か苦痛かを見極め、疼痛コントロールやケア方法に活かすようにしています。苦痛が和らいだ表情をみるときは嬉しくやりがいを感じます。ケアを通し患者さまからはたくさんのことを教えて頂いています。これからも、日々のコミュニケーション、ケアを一つひとつ大切に行いながら患者さま、ご家族の終末期を支援していきたいと思います。

プリセプター Hさん

プリセプターを引き受けたときは、プリセプティとはかなり年齢差があり、私で大丈夫かなという気持ちが強かったように思います。お互いコミュニケーションを図ることが必要となるので、なるべく声かけをするようにしてサポートできるように心がけています。実際、プリセプティからも声をかけてくれ、相談してくれるので助かっています。
半年が経ち、少しずつ病棟にも慣れ、カンファレンスでの発言も増え、患者さまとの関わりの中でたくさんのことを学んでくれていると思います。プリセプティが成長していく様子や頑張っている姿を見ると嬉しく思い、自分も頑張らなければと刺激を受けています。頑張り屋で一所懸命なのですが、業務をこなしきれず一人で頑張りすぎだと感じることもあります。スタッフみんなで関わっているので、一人で抱え込まず、どんどん相談してほしいと思います。
先日、遺族の方が挨拶に来られたときに、プリセプティに感謝の言葉をいただきました。嬉しい気持ちになったそうですし、それが今後の励み、やりがいにもなると思います。ここ郷和で多くの患者さまとの出会い、嬉しいこと、辛いこと、もやもやした気持ちになることもあるかと思いますが、今の気持ちを大切にしてほしいです。これからも共に学び、成長していきたいと思います。