北日本脳神経外科病院

TEL.0250-43-8444

FAX.0250-43-8456

〒959-1825 新潟県五泉市太田440番地1

治療方針を決めるために

1) 担当の先生からガンマナイフを勧められた方

担当の先生からガンマナイフを勧められた方には、火曜から木曜の午後2時以降に当院を受診していただき、ガンマナイフが適切と判断された場合は、ガンマナイフの実際を十分ご説明した上で、ご希望の治療日を決定します。

治療方法を新潟大学の専門グループと検討した方が良い場合は、ガンマナイフの実際や問題点などをご説明し、後日ご返事いたします。通常の手術や放射線治療などを最良の方法としてお勧めする場合もあります。

遠方で来院が困難な場合は、担当の先生から紹介状と資料を送っていただき、当方で検討することも可能です。ガンマナイフ治療が望ましいと判断できた場合は、電話などで入院日を決定し、ご本人には入院日にガンマナイフの詳細をご説明いたします。

2) 担当の先生からガンマナイフについての説明がなかった方

脳動静脈奇形と診断された方

ガンマナイフ治療の場合は、治癒するまでに治療後およそ2年かかります。その間に出血する可能性がありますので、病気の場所や大きさや症状や年齢によってさまざまの治療に対する考えがあると思います。ガンマナイフで、すべての脳動静脈奇形に対応できるわけではありません。

診断されたほとんどの方は、脳神経外科医が主治医と思います。診断された時点で担当の先生がすでにガンマナイフを含めた治療方法について検討したうえで、あなたに説明しているはずです。あなたの脳動静脈奇形は、ガンマナイフの良い適応ではないのかもしれません。しかし、ガンマナイフの効果や限界について説明をご希望の方には対応いたします。ガンマナイフがどんな治療方法であるのかを直接御覧になりたい方は、火曜から木曜の午後にご来院下さい。

脳腫瘍と診断された方

脳神経外科医が担当していれば、ガンマナイフの有効性はよく理解しているはずですが、脳神経外科医以外の先生が担当の場合は、その有効性をまだ御存知でない場合もありますので、脳神経外科医に直接御相談いただくか、当院に直接御連絡していただいても対応いたします。

当院では御相談いただいた方に最適な治療法について、新潟大学脳神経外科のそれぞれの疾患の専門グループと随時検討した上でご説明いたします。

最終的にどの治療法を選択するかについては、患者様御本人や御家族が十分考えて決めるべきであると考えます。 当ガンマナイフセンターは、患者様にとってできるだけ良い対応方法を御一緒に考えていきたいと思います。

三叉神経痛と診断された方

三叉神経痛に対するガンマナイフ治療は、世界では1996年頃から、日本では1997年頃から徐々に症例数が増えてきました。

当センターでは、手術が困難で、テグレトールの服用量を可能な範囲で増量しても痛みを抑えられなくなった高齢の方の治療を、十分なご説明の上で施行しています。 現時点では自由診療(私費診療)となります。

てんかんやパーキンソン病と診断された方

国内のガンマナイフ設置施設で、これらの疾患を治療しているところもありますが、当センターでは、関連施設である国立病院機構西新潟中央病院てんかん・機能脳外科センター(http://ns.masa.go.jp/nes/)で十分検討していただいて、同センターでの手術治療が何らかの理由で出来ない場合に、ガンマナイフを計画することにしています。