医療法人社団真仁会看護部

認定看護師インタビュー

高橋裕子さんインタビュー

現在の仕事内容

緩和ケア病棟でスタッフナースとして働いています。院内褥瘡・NSTメンバーとして活動しています。県看護協会の研修や病院・施設での講師をさせて頂いています。県内外の摂食嚥下にかかわる研修・イベントのお手伝いをし、摂食嚥下に関する情報の発信をしています。

資格取得を目指したきっかけ

前の職場での神経難病患者との出会いがきっかけです。基幹病院で神経難病と診断されて、後方病院に送られて来た患者さんでした。胃瘻造設され経管栄養による栄養管理をされていました。しかし、お話も上手で「食べたい」思いのある方でした。STと連携し訓練を開始、すぐに経口摂取を再開することができ、最終的には3食を口から食べることができるようになりました。その時の自己学習による摂食嚥下に対する興味と、「食べたい」思っている患者さんの助けになりたいと思い、資格取得を目指しました。

資格取得に際して、大変だったこと

家のことは、家族の協力もあり心配なかったですし、必要な経費も病院が出してくれましたのでお金の心配もありませんでした。講義・実習も志を一つにした同期のメンバーと楽しくできました。でも一つ…、茨城で東日本大震災に遭いました。電気・水道のない生活。余震におびえながらのラスト2週間でした。卒業試験は一度落ちました。でも、再試で合格。東京での認定審査も、地震の影響で会場が変更になるなどしましたが、無事合格することができました。

資格取得前と後で一番変わったと思うこと、良かったこと

一番変わったことは、特に思いつきませんが、人様の前で講義するなんて、認定看護師にならなければできなかったことだと思います。よかったことは、全国にお友達ができたことです。6か月間一緒に学び、同じ目的に向かって進んだ仲間は強い友情に結ばれています。今でも学会などで顔を合わせ、楽しいひと時を過ごしています。大切な友達です。

将来のキャリアプラン、目標

ひとまず1回目の更新が済んだので、次回更新目指します。私はまだ真仁会に移ってきたばかりなので、真仁会に根を張って院内での信頼を得るために努力しようと思っています。

専門・認定看護師を目指されている皆さんへメッセージ

ちょっとでも関心・興味があるなら前へ進むべきだと思います。進むことで解決することもあります。根っからのポジティブな性格なので皆さんに当てはまるかどうかわかりませんが、お金なんか、家のことなんか何とかなります。自分の気持ち次第で先は開けます。皆さん頑張ってください。