回復期リハビリテーション病棟について
回復期リハビリテーション病棟とは
「大きな病気や怪我を発症すると病院に入院して急性期の治療を開始します。そして全身状態が安定すると退院をすすめられます。しかし、まだ麻痺などの障害が残っており、日常生活をこなすことが困難な場合が少なくありません。そのため医療機関がそれぞれの役割を専門ごとに分担して受け持つよう、平成12年に回復期リハビリテーション病棟が誕生しました。
病気や怪我の種類は違っていても、自然回復や集中的なリハビリテーションにより身体の機能や日常生活動作(ADL)の改善が見込まれる時期を「回復期」という言葉で表しています。
回復期リハビリテーション病棟の役割
一般病棟のリハビリテーションでは実施することが難しい、実生活に即したリハビリテーションを行うことにより、家庭生活復帰や社会復帰の促進を図っています。
当院では回復期対象の患者様に対して、リハビリテーションプログラムを医師、看護師、理学療法士、作業療法士など多くの医療専門職が共同して作成し、それに基づいたリハビリテーションを提供することで患者様の歩く、食べる、着替える、トイレに行く、お風呂に入るなどの日常生活動作を上げ、早期復帰を支援します。