
職種
- 医療ソーシャルワーカー(MSW)
ご挨拶
医療相談室/地域連携室は現在6名のMSW、1名の退院支援看護師、1名の保健師が在籍しております。年齢差に関係なくなんでも相談しあえる仲のいい部署です。
皆さん自身、もしくは周囲で病気や怪我で治療した後での生活に身体的・経済的・心理的・社会的に苦労された方はいらっしゃいませんか?MSWはそのような方のサポートを行う専門家です。いつでもご相談ください。
医療相談室・地域連携室 室長
五十嵐 大助
概要
職場の役割と特徴
大きな役割として前方支援、後方支援があります。
前方支援とは地域の皆さんが病院や診療所を受診して、より詳しい検査や入院が必要な場合に窓口になって地域の医療機関と連絡をとり受入れや、より高度な医療が必要な合は3次医療と連携し転院や受診をサポートします。患者さんがよりスムーズに正確な情報で診療が行われることが目的です。また円滑な受診ができていない人への諸問題に対しても対応しています。
後方支援とは退院支援とも言われます。入院によって生じた様々な心配事や困りごとに対して患者さんや家族と一緒に状況を整理し協同して解決に向けた支援を行うことです。疾患だけに着目するのではなくその患者さんを取り巻く様々な環境を掘り下げることで個別的な支援を行う必要があります。
新人(採用者)の教育方針
MSWも頑張りすぎて燃え尽きやすい(バーンアウト)しやすい職種と言われています。
一人で悩むことがないよう細かなチーム内ミーティングを実施して悩みを共有しています。
キャリアラダーの段階を正確に踏んでいけるようサポート体制を敷いています。
また画面上だけでなく、顔の見える連携が可能になるよう職能団体に加入して横の繋がりを形成しています。
仕事のやりがいについて
MSWの仕事は患者さんの「現在」だけでなく「過去」「未来」にも注目します。病名に捉われず一人ひとりの生活史を紐解き、関わることが退院支援の第一歩です。
また、支援の対象は患者様だけではなく、家族・地域・福祉機関・医療機関など多岐に渡ります。人間と深く関わることでの数々の出会いと活動のフィールドに限界がないことこそMSWの仕事の魅力だと思います。
入職希望の方に向けてメッセージ
MSWは人から話しかけてもらいやすい様子(雰囲気)を持っていることが大切です。
じゃあどうすれはいいの?と思うかもしれません。
日常の中でお腹の底から笑ったり、色々な人と出会ってください。すると自然に相手の声を聴けるようになってくると思います。話しを聴けて共感できる方がMSWの仕事に向いているのかなと思います。